どこでも会議が可能になるか--キヤノン、マスク型減音デバイス「Privacy Talk」

 キヤノンマーケティングジャパンは7月12日、場所や周囲の環境にとらわれず、快適な会話を可能にする減音デバイス「Privacy Talk」のコンセプトモデルを発表した。


 新しい働き方やライフスタイルの誕生に伴い、コミュニケーションの手段も多様化。オンラインコミュニケーションが普及したことで、場所や時間帯を問わずコミュニケーションをとれるようになってきた。

 その一方で、声を発する際には周囲への配慮が必要となり、安心してコミュニケーションがとれる環境を確保することへの悩みも増加している。

 同社初の企業内起業として、2020年4月に設立した「ichikara Lab」では、若年層マーケティングの強化と、新たな顧客層へのリーチを目指している。

 若年層のライフスタイルや購買行動、トレンド分析のほか、若年層向け商品・サービスの企画・開発に取り組んでおり、オンラインコミュニケーションの悩みを解消するPrivacy Talkの商品化に向けた準備を進めている。

 装着型デバイスとなるPrivacy Talkは、イヤホンやマイク、ファンを搭載。装着時に発した声を、独自構造の中を通過させることで減音。これにより、周囲にいる人は、内容が聞き取りづらくなるほか、周囲の音もマイクに入りづらくなるという。

 換気用のファンの搭載により、通気性を確保。また、装着した際に違和感のないデザインを採用した。

 ビジネスシーンだけではなく、プライベートシーンも含めたさまざまなシチュエーションで活用できるとしており、Privacy Talkを通じて、ニューノーマル時代にフィットした多様なオンラインコミュニケーションのサポートを目指すとしている。


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