CNET Japanの編集記者が気になる話題などを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント領域を取材している佐藤が担当。今回は7月9日に神奈川県民ホールにて行われた、「アイドルマスター SideM」をテーマとしたイベント「315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE ~BRAINPOWER!!~」の模様をお届けする。
SideMは、バンダイナムコエンターテインメントによる「アイドルマスター」シリーズのひとつで、男性アイドルをメインとしているタイトル。 メンバーは315(サイコー)プロダクションに所属しており、それぞれ転職や転籍など、なんらかの職業や立場からアイドルに転じて活動している。
バンダイナムコエンターテインメントでは、アイドルマスターシリーズにおいてゲーム領域に閉じないアイドル活動の拡大を目的とした「“MR”-MORE RE@LITY-プロジェクト」の取り組みを行っており、SideMとしても2023年からのロードマップとして「MR CONNECTED Action!」のスローガンを掲げ、アイドル活動とそれを支えるプロデュース活動を、さらにリアルに奥行きをもって体験できるような展開を進めている。
今回の「F@NTASTIC COMBINATION LIVE」も、その一環として行われたもので、キャストではなく、3DCGのアイドルたちがパフォーマンスを展開するライブイベント。315プロに所属するユニット合同ライブとなっており、ユニットそれぞれの個性や魅力がつまったパフォーマンスをはじめ、ユニット同士のコンビネーションが見どころとなるステージとしている。
この公演ではユニット「DRAMATIC STARS」(天道 輝、桜庭 薫、柏木 翼)と「S.E.M」(硲 道夫、舞田 類、山下次郎)の2ユニット6名が登場。会場には多くの来場者が詰めかけたほか、オンライン配信による中継も行われた。
出演メンバーから注意事項などのアナウンスでは、声出し可能な公演ということにも触れられ歓声が沸き上がる一幕も。オープニングムービーを経てライブがスタートすると、客席は総立ちに。そんななかで6人がそろって登場し披露したオープニングナンバーは、全体曲である「Beyond The Dream」。それぞれが躍動感のあるパフォーマンスを見せ、随所にコールが送られる光景も相まって会場の熱気が高まっていく。
そのままステージは、DRAMATIC STARSによる「STARLIGHT CELEBRATE!」に。3人がお互いに顔を見たり、また客席に向かってメッセージを送りながら、さわやかに歌う。さらにS.E.Mも「∞ Possibilities」を披露。サイバーライクな曲調にレーザーも多用され、S.E.Mの世界観を作り上げていた。
S.E.MがDRAMATIC STARSをステージに呼び込み、6人がそれぞれに挨拶。ほかにも、この2ユニットでの仕事は久々であることや、ライブに向けてお互いに刺激を受けたこと、ライブタイトルである「BRAINPOWER!!」に決まった経緯が語られるなど、軽妙なトークで盛り上がっていた。
客席とともにライブスタートのコールを行った後、ここからはS.E.Mメンバーのソロ曲メドレーに。次郎による「GOLD ~No.79~」では、アダルティな魅力を放つステージに。類による「THIS IS IT!」では、楽しんでいるようなパフォーマンスでアイドルらしい清涼感のあるステージに。道夫による「Learning Message」では、丁寧さとダイナミックさを感じさせるダンスと伸びやかに響く歌声で魅了した。
そしてS.E.Mの楽曲「Study Equal Magic!」を、DRAMATIC STARSがカバー。3人による息の合ったパフォーマンスで、大歓声に包まれていた。ステージではDRAMATIC STARSのMCパートも行われ、3人の性格が表れるようなトークや、「Study Equal Magic!」のカバーに対しての感想などが語られた。
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