ヤマダデンキとプラゴは7月4日、EV充電サービスの導入について協業すると発表した。店舗を拠点とするEV充電インフラ整備の整備を図る。
協業の第1弾として、最大50kW出力の急速充電器「PLUGO RAPID」を、ヤマダデンキの「LABI1 LIFE SELECT なんば」に設置し、店舗における充電サービスの提供を開始する。
プラゴの提供するアプリ「Myプラゴ」を用いて、事前予約や充電の利用、電子決済が可能。来店に合わせてEV充電ステーションを予約し、買い物の間に充電を完了できる。
ヤマダデンキを傘下にもつヤマダホールディングスでは、全国各地に展開するヤマダデンキ店舗におけるEV充電ステーションの導入を通じて、大気汚染や地球温暖化の原因となるCO2排出量の削減により、脱炭素社会を目指している。
プラゴも、EV普及に不可欠なEV充電インフラの「量やサービス設計がまだ十分でない」「設置施設や地域にとって整備の動機がない」といった課題を解決すべく、生活に密接した商業施設などへのEV充電ステーションの設置を進めている。2025年末までに1000店舗、1万基の充電器設置を目指しているという。
今回、脱炭素社会の実現への貢献に加えて、確実に充電しながら買い物ができる場所として、顧客体験の向上や新たな誘客が期待できることから、EV充電サービスの導入について協業を開始することになった。
両社は、全国に展開するヤマダデンキ店舗においても順次、充電サービスの拡充に向けて協業し、EVで安心して買い物できる店舗としての顧客体験の向上を図る。利用実績や店舗のエリア特性の分析を通じた実証を重ね、全国店舗におけるEV充電ステーション導入計画を策定していくとしている。
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