Googleは、拡張現実(AR)グラスの開発を続行しないと報じられている。匿名を希望する3人の情報筋らの話として報じたBusiness Insiderによると、一連のレイオフと組織再編後に、開発の取り組みは中止されたという。
「Project Iris」と名付けられたこのプロジェクトは、数年間開発が続けられていたが、AR/仮想現実(VR)ソフトウェアの開発に注力するために中止されたという。Project Irisは、 2022年に明らかとなり、当時The Vergeは、このデバイスを「Android」搭載の「スキーゴーグル」と表現していた。その後、Googleはサムスン、Qualcommと共同で複合現実(MR)プラットフォームの開発にあたることが判明し、Irisは、リアルなMR体験を生み出す能力を備えたARメガネになると報じられていた。
Appleの「Vision Pro」とMetaの「Quest 3」が2023年にこれだけ大きな注目を集めていることを考えると、Project Irisの中止は意外に感じるかもしれない。しかし、Googleはこれまで、別のARヘッドセットを既に市場に提供していた。例えば、3月に販売を終了した「Glass Enterprise Edition 2」などだ。
同社は5月に開催した「Google I/O」で、「マップ」アプリの新機能や「Geospatial Creator」など、一連のARツールやソフトウェアの計画を発表した。Geospatial Creatorは、Androidおよび「iOS」に対応し、ユーザーはこれを使って、没入型の3Dデジタルコンテンツを世界中の実際の地理的位置に構築できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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