Appleは、顧客が自分の製品を修理できるようにする取り組みをさらに一歩前進させた。同社は、「Self Service Repair」(セルフサービス修理)プログラムの対象を、「iPhone 14」シリーズと、より新しい「Mac」モデル(13インチの「M2」搭載「MacBook Air」や、「M2 Pro」「M2 Max」搭載「MacBook Pro」など)に拡大することを発表した。
Self Service Repairプログラムは、オンラインストアとして運営されている。2022年に開始されたこのプログラムでは、200種類を超える純正のApple製パーツと工具が提供されており、顧客がAppleの修理マニュアルを参照したり、工具キットをレンタルしたり、パーツ、工具、またはキットを購入したりできる。
Appleは、「System Configuration」プロセスを更新してより使いやすくすることも発表した。これは、修理後にApple純正パーツが本物であることを確認して必要なファームウェアアップデートを実行し、パーツを調整して最大限のパフォーマンスを確保するために実行するソフトウェアツールである。
顧客はこれまで、Appleサポートに連絡して、System Configurationプロセスを実行してもらうことでこれらの最終ステップを完了させていたが、Appleによると、今後は製品を「Diagnostics」(診断)モードにして画面上の指示に従えば、ユーザー自身でこの処理を開始できるという。
同社はさらに、米国のほか、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、スペイン、スウェーデン、英国でSelf Service Repairプログラムの対象を、「iPhone 12」と「iPhone 13」の「True Depth」カメラおよび上部スピーカーと、「M1」搭載「Mac」デスクトップコンピューターに拡大したことも発表した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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