Appleは米国時間8月23日から、4月に米国で「iPhone」を対象として提供を開始したDIY修理プログラム「Self Service Repair」に「M1」搭載の「MacBook Air」と「MacBook Pro」を追加する。
ユーザーは、Appleのウェブサイトでこれらの製品の修理マニュアルを検索したり、部品をAppleから購入し、交換して古い部品を同社に返送できる。古い部品を返送すると、多くの場合は割引が受けられる。
Appleではこれから年末にかけて、他の「Mac」製品も同プログラムの対象に追加していく予定。
今回対象に加えられたすべてのモデル(2020年型のM1搭載MacBook Airおよび13インチのMacBook Pro、2021年型の14インチおよび16インチのMacBook Pro)では、12種類以上の部品交換が可能になる。具体的には、ディスプレイ、バッテリー付きトップケース、トラックパッドなどが交換可能だ。
さらに、修理に必要な工具を持っていない人や、新たに購入したくない人は、1週間49ドル(約6800円)でレンタルすることもできる。
iFixitが指摘した、iPhoneを対象としていたこの修理プログラムの欠点の多くは、MacBookにも当てはまることに注意してほしい。最大の欠点は、修理が本当に必要な古い端末は対象外という点だ。Appleは、Intel搭載モデルに修理プログラムを拡大する計画はないとしている。将来的には、新しい「M2」搭載モデルと、M1搭載のデスクトップPCである「iMac」が追加されるとみられる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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