Googleの「Pixel Watch」にアップデートがリリースされ、主に健康とフィットネス関連の機能が3つ追加された。これによってPixel Watchは、「Apple Watch」やその他の競合スマートウォッチと同等のレベルにまで引き上げられる可能性がある。3つの機能とは、Pixel WatchのSpO2センサーを利用した血中酸素飽和度の測定、高心拍数と低心拍数の通知、特定のワークアウトを自動的に一時停止する機能だ。
このアップデートにより、Pixel Watchは、心拍数が正常値の範囲を下回るとアラートを出せるようになった。また、夜間の血中酸素飽和度の確認が可能になる。この機能は、発売時に言及されていたもので、今回ようやく有効化されることになる。どちらの機能も、「Fitbit Sense 2」や「Fitbit Charge 5」など、Googleの製品ラインナップに含まれる他のウェアラブルデバイスで提供されているが、Pixel Watchには、今回のアップデートまで提供されていなかった。
ランニング、ウォーキング、サイクリングのワークアウトを自動的に一時停止して再開する機能も追加された。これは、休憩を考慮しやすくするための方法であり、こうした種類のワークアウトをより正確にトラッキングできるようになる。ただし、このアップデートによって、Pixel Watchを手首に装着しているときに自動でワークアウトを開始できるようになるかどうかは不明だ。これも、Googleのスマートウォッチに欠けている機能の1つである。
2022年10月に発売されたPixel Watchは、Google初のスマートウォッチだ。「Fitbit」の健康追跡機能に大きく依存しているが、洗練されたデザインで、他の「Android」搭載スマートウォッチよりも際立つ製品となっている。
一方で、高心拍数と低心拍数を通知する機能がなく、ワークアウトを自動的に開始できないといったいくつかの顕著な欠点もあった。Googleは、今回のアップデートによって、これらの欠点の少なくとも一部を解消する予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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