Googleは米国時間6月13日付のブログ記事で、「Google Pixel」スマートフォンに対するアップデートを同日リリースし、緊急事態の共有を目的とした新機能や、端末をカスタマイズするための機能などを追加したことを明らかにした。
Pixelスマートフォンから「Googleアシスタント」を使って、緊急時の状況を音声によって共有できるようになる。夜のランニングに出かける際など、30分おきに自分の安全性を確認するよう設定することも可能だ。応答しない場合、緊急連絡先リストに登録された人々にリアルタイムの現在位置が通知される。また、「自動車事故検出」も機能が拡張され、緊急サービスへの連絡だけでなく、緊急連絡先リストに登録された人々にもリアルタイムの現在位置と通話状況が共有されるようになる。
今回のアップデートで追加されたのは、安全性機能だけではない。同社は、動画撮影時のオプションとして「マクロフォーカス」モードを追加している。これにより、細部を捉えたクローズアップ動画が「Pixel 7 Pro」で撮影できるようになる。また、「Pixel 6」以降の機種では手のひらをカメラに向けると3~10秒後に写真撮影ができるようになった。
パーソナライゼーションに関しては、絵文字を使った壁紙と「Cinematic Wallpaper」の両方が、「Pixel 6」以降の機種で利用できるようになる。絵文字を使った壁紙では、4000種類を超える絵文字をさまざまなパターンと色で組み合わせて、独自のライブ壁紙を作成できる。Cinematic Wallpaperは、AIを使用して2Dの壁紙を「ダイナミックな3Dシーン」に変換するもの。どちらの機能も5月の「Google I/O」で発表されていた。
その他にも、Pixelのロック画面からスマートホームデバイスを制御できるクイックアクセス機能、Pixelのバッテリー寿命の延長を目的とした「アダプティブ充電」など、さまざまな機能が提供されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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