CNET Japanで1週間(2023年6月2~8日)に掲載された記事の中から、特に人気を集めた上位5本の記事をご紹介する。どんな記事が読者の関心を集めたのだろうか。
1位:京セラにFCNT--相次ぐ日本勢のスマホ撤退で、シャープに「強烈な神風」が吹き始める
5月30日、スマートフォンメーカーであるFCNTが東京地裁に民事再生法の適用を申請した。FCNTは、もともとは「らくらくスマートフォン」や「arrowsシリーズ」を手がけてきた富士通の携帯電話事業を担う組織が分社化されたもの。
同社からのリリースによれば、スマートフォンの製造や販売については速やかに事業が止まり、端末の修理やアフターサービス事業も一旦停止すると発表された。ただ、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクはFCNTの端末の販売を続け、サポートも継続していくとアナウンスしている。
同記事は先週から引き続きランクインしている。
2位:たねまき常総、茨城県常総市に日本最大級のミニトマト生産拠点--年間約1000トン収穫予定
たねまきは5月26日、同社の関連会社であるたねまき常総が茨城県常総市内にミニトマトの生産拠点を完工し、5月下旬より出荷を開始すると発表した。
たねまきはSBプレイヤーズの子会社で、関連会社のたねまき常総とともに、テクノロジーの活用による持続可能な農業の創出、および地域活性化を目指し事業を展開している。
本施設は、オランダの温室メーカー大手ボスマンによるハウスで、冷暖房完備、高軒高を特長とし、年間を通して安定的な収穫を可能としている。暖房は重油に比べ環境負荷の少ない液化天然ガスを利用し、同時に発電も行うことでエネルギーの効率化を図った。LNG燃焼により生じたCO2は、作物の光合成に有効利用する。
同記事は先週から引き続きランクインしている。
3位:FCNT破綻に見る総務省の「失策」--中華スマホ台頭の契機に、政策見直しも間に合わず
「らくらくホン」や「arrows」シリーズといったケータイやスマートフォンを手がけていたFCNTが5月30日、民事再生手続きの申し立てを東京地方裁判所に行った。これにより、携帯端末の製造・販売事業においては事業が停止されることになった。
KDDI向けをメインに高耐久性スマートフォン「TORQUE」などを供給していた京セラも、個人向けスマートフォン事業の終了を発表したばかりだ。FCNT、京セラが撤退したことで、開発部隊が横浜にあるソニー、広島のシャープという、日本メーカーは2社しか残らなくなってしまった。
FCNTと京セラが苦境に立たされた背景には、昨今の円安基調によって部材や海外への発注コストが高騰、ここ数年、半導体不足に直面していたという点が大きい。
4位:「Netflix」がアップデート--新作がより把握しやすく
動画ストリーミングサービスの「Netflix」は、新着コンテンツを把握しやすくするアップデートをスマートテレビ向けアプリに提供開始した。ホーム画面に「まもなく配信(Coming Soon)」の列が追加され、テレビシリーズや映画がいつ配信開始されるかを視聴者に知らせるほか、オプションでリマインダーも設定できるようになる。
5位:WWDCで発表見込みの「iOS 17」--期待する新機能まとめ
米国時間6月5日にAppleの年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)が開幕した。本記事は米CNET記者による「筆者が望む機能」のまとめ記事。
基調講演では15インチのMacBook AirやMac Studio、Mac Proといった新ハードウェアに加え、iOSやWatchOS、macOSなどのソフトウェアなどがひととおり発表された。またアップル初の空間コンピュータ「Apple Vision Pro」の発表も注目を集めた。
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