Appleは米国時間6月7日、2023年内に「iPhone」「iPad」「Apple Watch」に導入予定のソフトウェア機能について、その詳細をプレスリリースで明らかにした。
この最新のプレスリリースには、Apple Watchの「ワークアウト」アプリや、「Apple Fitness+」サービス(日本では未提供)のアップデートに関する詳細、さらには「マップ」アプリの地図をダウンロードしてオフラインで利用できるオプションなど、さまざまな情報が掲載されている。その中でも「ウォレット」アプリに加えられた2つの新機能に、筆者は興味を引かれた。
1つ目の新機能は、「Apple Cash」(日本では未提供)で他のApple Cashユーザーへの定期的な送金を設定できるというものだ。筆者はこの説明を読んだ時すぐに、「これで家事を手伝ってくれた子どもへのお小遣いを自動で支払える」という考えが頭をよぎった。つい支払いを忘れてしまうことがしょっちゅうあるからだ。
そして2つ目の新機能として、「iOS 17」のリリースに伴い、身分証明書か運転免許証をウォレットアプリに登録したiPhoneユーザーは、年齢などの自分の個人情報を店頭で確認する必要が生じた時に、このアプリを使用できるようになる。
つまり、タップで支払いをするかのように、個人情報を認証できるようになるわけだ。Appleの説明によれば、アルコール飲料を買う時などの年齢確認や、レンタカーなどの店舗で決済時に身分証明をしたりする必要があるときにこの機能を利用できるという(ただし現在、ウォレットに本人確認書類や運転免許証の登録が可能なのは、アリゾナ州など米国の4州に限られている)。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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