Appleが「iPhone」向けに提供する次期ソフトウェアアップデート「iOS 17」には、より多くの項目をiPhoneのロック画面に表示する機能が含まれる可能性があると、Bloombergが米国時間5月24日に報じた。カレンダーの予定、天気、通知などの情報を、スマートディスプレイのような形式で表示するという。
Bloombergは匿名の情報筋の話として、iPhoneにロックがかかって使用していない状態でデスクやナイトスタンドの上に横向きに置いておくと、AmazonやGoogleが販売しているスマートホームディスプレイのような見た目になると伝えている。情報を読み取りやすいように、「暗い背景に明るい色のテキスト」が表示されるという。
同じような横置きのスマートディスプレイ機能は、その後「iPad」にも搭載されると報じられている。
Appleにコメントを求めたが、今のところ回答はない。Bloombergの記事によると、6月に開催される年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」でこの機能が明らかにされるという。
Appleは2022年、「iOS 16」でiPhoneのロック画面ウィジェットとカスタマイズ可能なロック画面を搭載した。スマートディスプレイ機能に関するうわさが出回り始めたのは、その後のことだ。この機能では、ロック画面のウィジェットなどと異なり、おそらくスマートフォンに触れなくても情報が得られるのだろう。
WWDCは米国時間6月5日、基調講演を皮切りに開幕し、「iOS 17」や拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセット、そしておそらくは新しい「MacBook Air」が発表されると予想されている。WWDCは、オンラインと「Apple TV」アプリで視聴できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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