Appleの新たな複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro」では、ストリーミングサービス「Disney+」を最初から視聴できるという。The Walt Disney Companyの最高経営責任者(CEO)であるBob Iger氏が、米国時間6月5日にAppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)で発表した。
Iger氏は、Appleが2024年に3499ドル(約48万8000円)で発売を予定しているVision Proの発表に登壇し、両社の提携について語った。その中では、ヘッドセット着用者がレンズ越しに見る世界を描いたティーザー動画も紹介された。
「私たちはファンの皆さんを楽しませ、情報を提供し、想像力を刺激するための新たな方法を常に探しています。ずば抜けたクリエイティビティと画期的なテクノロジーを組み合わせて、驚きに満ちた体験を作るためです。AppleのVision Proは、私たちが目指す未来を現実にできる、革新的なプラットフォームだと確信しています」(Iger氏)
AppleのAllessandra McGinnis氏は発表の中で、Vision Proが唯一無二の3D映画体験を約束するとして、「ここまで質の高い3Dムービーを体験できるデバイスは他にありません」と語った。
同氏はVision Proの3D機能を披露する際に、映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の映像を流してみせた。同作はDisney+で配信予定だ。
McGinnis氏はそのほか、Vision Proの「きわめて映画向け」の機能も紹介した。通常の2Dコンテンツを「真の4K」の解像度で表示するもので、Appleによると、Vision ProのマイクロOLEDディスプレイは両目合わせて2300万画素を超えるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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