全日本空輸(ANA)とANA NEOは、ブロックチェーン技術を活用した新たな事業として、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)事業を開始したと発表した。
ANA NEOは、エアライングループとして世界初とうたうNFTマーケットプレイス「ANA GranWhale NFT MarketPlace」を開始。バーチャルトラベルプラットフォーム「ANA GranWhale」とともに事業を推進していくという。また、ANAでは「ANA NFT コレクション」として、初めてNFT商品の販売を行うとしている。
NFTは、デジタルアセットを所有権として表現するための技術であり、現在は主にアートや音楽などの分野で活用されている。ANAグループでは、顧客との新たなつながりを生み出すことを目的として、NFTを航空業界に応用し、事業を推進していくという。
NFT商品の第1弾として、航空写真家のルーク・オザワ氏初のデジタル写真を販売する(価格は10万円)。その内、1点は写真の現像元であるポジフィルム付きになる。
第2弾は、6月7日よりANAがローンチカスタマーとして世界で初めて導入したボーイング787初号機の特別塗装機と、当時デザイン案として検討されていた幻のデザインを3Dモデルの飛行機として販売する(価格は7870円)。
今回は、ANAを含め計4社(ixaid、THE FIVE、全日空商事)からのNFT商品の販売を予定。今後も、NFT商品のラインナップを増やしていくという。
ANAグループでは、今後日本各地の特産品などのNFT商品化を視野に入れながら、「ANA GranWhale NFT MarketPlace」を通じて、地域や海外を含めた体験価値の向上を目指していくとしている。
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