Peatix Japanは5月25日、イベント・コミュニティのプラットフォーム「Peatix」において、チケット申し込みの対象者をNFTホルダーに限定する「Peatixトークンゲーティング」の提供を開始したと発表した。
イベント主催者は、「Peatixトークンゲーティング」を利用することで、参加者をNFTホルダーに限定したイベントを管理・運営できるようになる。
同社によると現在、「Peatix」を利用するさまざまなイベントで、参加者を(特定の)NFTホルダーに限定するチケットが発行されているという。
しかし、これらのチケット管理に際し、申込者が当該NFTホルダーであることを認証するプロセスがなかったため「イベント前の参加者の管理や、イベント当日の受付が手作業となり大きな負担になっている」という問題があったという。
そこで、チケット申し込みの対象者をNFTホルダーに限定する「Peatixトークンゲーティング」の提供を開始することになった。
同サービスを利用することで、主催者やコミュニティ同士のコラボレーションや、コンテンツ配布によるイベント参加特典への応用など、チケットやイベント・コミュニティの可能性が広げられるという。
同社では、主催者やコミュニティ同士のコラボレーションや、外部のNFTコミュニティに対するイベント参加権利の付与、NFTホルダーに限定した特典コンテンツの配布といった活用方法を想定する。
なお、初の利用事例として、シンガポールに拠点を置く「Bored Island Group」が、5月20日にシンガポールで開催したイベント「APEHOUSE 5」で同サービスを活用したという。
参加者をシンガポールの「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のNFTコレクターに限定し、世界初のプロフィール画像(PFP)NFTギャラリーである「BIGHAUS」が披露された。
同サービスの提供開始時は、現在最も利用されているNFT規格「ERC-721」の認証をサポート。利用料は発生せず、無料チケットのみに利用できるという。また、「Peatix」の通常チケット機能を利用した有料チケットと、同サービスを利用した無料チケットを併売することも可能だという。
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