ショート動画アプリを運営するTikTokも他のIT企業に続いて、人工知能(AI)搭載チャットボットの開発を始めた。同社は米国時間5月25日、AIツール「Tako」の限定的なテストを、フィリピンの一部ユーザーを対象に開始したことをTwitterで発表した。
「Takoは、TikTokでの検索と発見を支援するAI搭載ツール」であり、サードパーティーのチャットアシスタントを搭載していると、同社はツイート。さらに「これについて、現時点では今回の初期テスト以降の計画はないが、皆さんからのフィードバックを楽しみにしている」とした。
2/ Tako is powered by a third-party chat assistant and is designed to help make it easier to discover entertaining and inspiring content on TikTok. No current plans for this beyond these early tests, but we're excited to hear your feedback!
— TikTokComms (@TikTokComms) May 25, 2023
TikTokの広報担当者は米CNETに対し、「私たちのコミュニティーに付加価値を与える新しい技術を常に模索している」「楽しみを提供し、創造性をかき立て、文化を促進する安全な場所を構築し続けていく中で、コミュニティーから学ぶことを楽しみにしている」と電子メールでコメントした。
技術調査企業Watchful.aiによると、Takoはユーザーがこれまでに視聴したものやこれまでに質問した内容に基づいて、視聴するコンテンツやフォローするユーザーを提案できるという。同社が掲載したTakoのスクリーンショットには、Takoは質問に答えて会話できるが、その回答は真実ではない可能性があると記されている。
OpenAI、Google、SnapなどのIT企業が、AIチャットボットをユーザーに提供し始めている。MicrosoftもAIを検索エンジン「Bing」に組み込んでいる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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