「Dyson Zone 空気清浄ヘッドホン」は、ダイソン初のウェアラブル製品。直販価格は12万1000円~。
一見するとヘッドホンだが、取り外し可能なシールドを使えば、使用者の鼻と口にキレイな空気を届けるという製品だ。各イヤーカップの中のコンプレッサーが二重構造のフィルターを通して空気を吸い込み、キレイになった気流を非接触型シールドを通して口と鼻に送り届ける。人が多い場所や空気が気になる時にサッと使える。いわば持ち運べる空気清浄機だ。
ノイズキャンセリング機能を搭載。実際に装着してみると、ざわついた会場でもノイズが気にならないほど。イヤークッションはきつすぎず、緩すぎず丁度よい付け心地だった。
専用アプリでノイズキャンセリングのモードを調節するほか、好みの音にモードを選択できる。また、騒音レベルや空気の状態を確認できる。
同社では、バックパックにセンサーを内蔵し、協力者に都市部を歩き回ってもらい、大気中の汚染物質を研究。それにより、「屋外でもキレイな空気を提供することが大切だと気がついた」とジェイク・ダイソン氏は話す。外でキレイな空気を提供するためのウェアラブルとして誕生したのがDyson Zone 空気清浄ヘッドホンだ。
Dyson Zone 空気清浄ヘッドホンは、ダイソンとして初めてのウェアラブル製品だが、同社は今後もウェアラブル製品の開発に力を入れていくという。
「ダイソンは、気流を活用して人の問題解決にあたってきた。今後は、新しいステージを迎え、テクノロジーの新しい領域にすすんでいく。サイクロンテクノロジー、デジタルモーター、センサー、アルゴリズム、ソフトウェア、コネクティビティすべてを集結してダイソンの新しい時代へとすすんでいく。われわれはテクノロジーは楽しいものと考えている。イノベーション、テクノロジーを通して皆さんの生活にマジックをお届けしたい」と、ジェイク・ダイソン氏は今後の展望を語った。
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