ダイソン、空気清浄機機能付きヘッドホン「Dyson Zone」を1月に中国で発売

　ダイソンは、空気清浄機とノイズキャンセリングヘッドホンを一体化させた「Dyson Zone」を2023年1月から中国で発売する。3月には米国、英国、香港、シンガポールでも発売予定だ。

　同機は、騒音と大気汚染という都市部における2つの重要な課題に対応するために開発されたという。

　各イヤーカップには2重構造フィルターを搭載したコンプレッサーが内蔵されており、ユーザーは浄化された空気を吸い込むことができる。静電フィルターは0.1ミクロンの粒子状汚染物質を99％捕捉し、カリウムを含んだKカーボンフィルターが都市汚染の酸性ガスを浄化するという。

　音響性能についても、音の歪みを極限まで抑えた設計を目指し、再生周波数帯域は6Hzから21kHzを実現。ノイズキャンセリングには搭載されている11個のマイクのうち8個を使用し、1秒間に周囲の音を38万4000回モニタリングし、20Hzから20kHzの範囲の音を最大38dBまで低減するという。同機にはマイクも内蔵されており、通話や音声の記録も可能だ。

　専用アプリ「MyDyson」を使えば、風速、ノイズキャンセリングモードを調節できるほか、NO2の濃度を監視し、騒音レベルとともにリアルタイムでモニターすることが可能だ。リチウムイオン電池で駆動し、USB-C充電が可能。オーディオ再生だけなら連続50時間、空気清浄とオーディオ再生の同時利用なら連続4時間の使用ができる。なお、日本での販売は未定となっている。