Dysonは、開発を断念した名もなき電気自動車(EV)の様子をオンラインで正式に公開した。この自動車が今後製造されることはない。
紙パックなしの掃除機で最もよく知られるDysonは米国時間6月3日、この電気自動車を細部にわたって公開した。外装デザインや運転席の様子を披露し、この電気自動車の開発を支えたエンジニアリング理念について語った。
Dysonによると、この電気自動車は1つもパーツを共有することなく一から設計され、同社の開発チームの最も重要な資産になったという。エンジニアらは柔軟なプラットフォームを構築して、今回公開した名もなきSUVを最初に開発した。将来的には、同じプラットフォームを使ってさらなる自動車を開発する予定だった。
全長約16フィート(約4.9m)のDyson製EVは、「Chevrolet Equinox」などよりも少し長い。どっしりとした外観を演出するために前後のタイヤの間の距離をできるだけ長くとりつつ、転がり抵抗を抑えるためにタイヤを大きくした。全体的にはややぼんやりしたデザインだが、魅力に欠けるわけではまったくない。フロントライトやテールライトへと続くホイールフレアは角ばった形状で、やや頑丈そうな印象を与える。トレンドとなっているフローティングルーフも、やり過ぎかと思うほど取り入れられているが、非常に未来的な外観となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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