マネーフォワードは5月23日、「マネーフォワード クラウド」のChatGPT API利用の第一弾として、「マネーフォワード クラウド給与」において、計算式の自動生成ができる「AI提案(β)」の機能提供を開始すると発表した。
AI提案(β)は、ChatGPT APIを利用して、給与計算業務に必要な計算式を生成できる機能。ユーザーは、計算式案を文章で入力するだけで、ChatGPT APIを通じて計算式を自動生成できるようになる。
同社が提供する「マネーフォワード クラウド給与」は、面倒な給与計算が3ステップで完了できる給与計算ソフト。Web給与明細、社会保険、労働保険、所得税にも対応し、時間とコストの大幅削減できるのが特徴。
これまで「マネーフォワード クラウド給与」では、式の途中で端数処理を行う計算式や、四則演算や関数を用いた計算式など、サービス上から設定して自動で計算を行うことができる機能「カスタム計算式」機能を提供してきた。
同社によると、手計算業務を解消でき、より細かな設定での給与計算ができることから好評を得ている機能だという。一方で、必要な計算式を組み立てることが難しいといった声もあった。
こうした課題を解決するため、「カスタム計算式」の機能において、ChatGPT APIを利用した「AI提案(β)」を開始した。
これにより、労務担当者が自ら計算式を組み立てることなく、計算したい内容や計算式の概要について文章を入力するだけで、計算式を自動生成できるようになる。
今後も同社では、「マネーフォワード クラウド」の他サービスにおいてもChatGPT APIを利用した機能の提供を進めていくという。また、最新のテクノロジーを活用したバックオフィスの課題解決に取り組んでいくとしている。
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