ベータ版として提供されて人気を集めている新しいソーシャルネットワーク「Bluesky」が、オープンソース化に向けて大きく一歩前進した。2023年5月15日に、「Bluesky Social」アプリのコードベースが、GitHub上でオープンソースとして公開された。これは、同社の計画に沿った動きだ。同SNSを運営する公益目的の合同会社(PBLLC)のBlueSkyは当初から、「オープンで分散型」ソーシャルネットワークの構築を掲げていた。
オープンソース化がまだうまく進んでいないTwitterとは異なり、Blueskyのクライアントコードは、コードの改善に取り組みたい人や、これを独自のソーシャルネットワークの基盤として使用したい人など、あらゆる人を対象に公開されている。
MIT Licenseの下でライセンス供与されるBlueskyのコードは、現在使用可能だ。実際、公開されたばかりにもかかわらず、既に170回近くフォークされて、約1800個の「GitHub Star」を獲得している。
公開されているのは、Bluesky Socialアプリのコードベースだが、これは「AT Protocol」プログラマーにとってはリソースでもある。このプロトコルは、分散型ソーシャルネットワークをサポートするもので、同プロトコルに対応しているサーバー上で誰とでもつながる機能、オープンアルゴリズム市場によってユーザーによる世界の見え方を制御する機能、コンテンツ、フォロワー、またはアイデンティティを失うことなくユーザーがホストを変更する機能などが含まれている。
コードそのものは「React Native」で記述されている。React Nativeは、「JavaScript」を使用するオープンソースのUIフレームワークだ。「iOS」と「Android」の両方の端末上で動作するアプリケーション開発などに使用される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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