三ッ輪ビジネスソリューションズは5月16日、ポータブル蓄電池を用いた電動ランドカー専用の充電ケーブルを開発したと発表した。5月1日より販売を開始している。
電動ランドカーは、ゴルフ場やホテルなどのレジャー施設のほか、公共交通が衰退するエリアでのサポートモビリティとしても活躍する一方、その稼働には200Vの充電設備が必要となり、設置のコストがランドカー普及の課題となっていたという。
また、既存のポータブル蓄電池は海外製が多いため、ケーブルとランドカーの充電口の規格が合わず、充電には使用できないケースもあった。
今回、三ッ輪ビジネスソリューションズが開発した充電ケーブルは、「平刃形 接地形 2P 20A 250V」のプラグと「引掛形 接地形 2P 20A 250V」のコードコネクタボディを備え、幅広いメーカーの蓄電池からの充電が可能だ。
大掛かりな充電設備設置のコスト不要でランドカーを導入でき、オプションのソーラーパネルを利用すれば、太陽光で発電した電気で蓄電池を使用できる。
なお、本製品の販売開始にあたり、ヤマハ発動機の電動ランドカー実車を使用し、EcoFlow Technology Japanとともに安全性と利便性の共同検証を実施している。
三ッ輪ビジネスソリューションズでは、ケーブルとセットで利用することで、蓄電池の可搬性とランドカーの活用シーンをさらに拡充し、産業振興を通じた地域活性化や交通網の補完、レジリエンス向上などが期待できるとし、レジャー施設や自治体向けに導入を推進する考えだ。
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