電気代をビットコインで支払える「coincheck でんき」--LPガスの三ッ輪産業で

 ビットコイン決済サービス「coincheck」を運営するレジュプレスは9月26日、LPガス事業者の三ッ輪産業と提携し、電気料金やガス料金など、公共料金の支払いに仮想通貨「ビットコイン」を導入することを発表した。

 まずは、三ッ輪産業の子会社で、小売電気事業者のイーネットワークシステムズとともに、11月初旬から電気代をビットコインで支払える「coincheck でんき」を提供する。

「coincheck でんき」
「coincheck でんき」

 三ッ輪産業グループは、ガス・電力など生活インフラ事業への異業種からの参入を総合的にサポートする「くらしのプラットフォーム事業」を通した顧客基盤拡大を推進している。ビットコインで生活する世界観の広まりが予測される中で、興味を持つ利用者にいち早く対応すべくビットコイン決済を導入することを決めたという。

 coincheck でんきでは、電気代をビットコインで支払えるプランを含め、ライトユーザー向け、ヘビーユーザー向けの2つの料金プランが用意される。

ライトユーザー向けプラン
ライトユーザー向けプラン

 ライトユーザー向けプランでは、電気料金、削減電気代がビットコインで還元(還元分のビットコインが「coincheckウォレット」に貯まる)される。ヘビーユーザー向けプランでは、電気料金が既存の一般電気事業者のプランよりも4~6%ほど安く、電気料金をビットコインで支払えるという。

ヘビーユーザー向けプラン
ヘビーユーザー向けプラン

 イーネットワークシステムズによると、国内17地点の発電所/世界22カ国で電力事業の実績のある丸紅グループの電力会社「丸紅新電力」と提携し、電力を供給。供給エリアは、関東・関西・中部エリアとなり、今後順次エリアを拡大予定だという。

 レジュプレスでは今後、電気代だけでなく、ガス代・水道代・携帯代などの生活インフラもビットコインで支払えるよう働きかけるとしている。

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