JR東日本は5月12日、「JRE Workation Pass 2023」を5月15日に発売すると発表した。
列車+宿泊クーポン、ワークスペース利用権で構成するセットを4種類用意し、企業(個人事業主を含む)のほか、自治体および自治体からワーケーション事業などを委託された事業者向けに、「JRE MALL」で販売する。ワーケーションを推進し、誘客を希望する自治体とそのエリアに興味・関心がある企業、個人とのつながりの構築を目指すという。
Workation Pass 2023は、5月15日から2024年1月31日まで販売する。利用期間は6月1日から2024年3月22日までで、利用頻度に応じて任意のプランを選択できる。
プランは、「Entry Plan」「Basic Plan S」「Basic Plan M」「Basic Plan L」の4種類。Entry Plan(1口:10万円)は、12万円相当の列車+宿泊クーポンと18時間分のワークスペース利用権で構成する。
Entry Planの対象エリア・宿は、軽井沢プリンスホテル(長野県軽井沢町)、あてま高原リゾートベルナティオ(新潟県十日町市)と、ファミリーオ館山(千葉県館山市)、ファミリーオみなかみ(群馬県利根郡みなかみ町)、ファミリーオ佐渡相川(新潟県佐渡市)、フォルクローロ高畠(山形県東置賜郡高畠町)、フォルクローロ花巻東和(岩手県花巻市)、フォルクローロ三陸釜石(岩手県釜石市)、フォルクローロ角館(秋田県仙北市)、フォルクローロ大湊(青森県むつ市)の8施設が対象となる。
Basic Plan S(1口:25万円)は、28万円相当の列車+宿泊クーポンと45時間分のワークスペース利用権、Basic Plan M(1口:50万円)は、58万円相当の列車+宿泊クーポンと90時間分のワークスペース利用権、Basic Plan L(1口:100万円)は、120万円相当の列車+宿泊クーポンと180時間分のワークスペース利用権となる。なお、Basic Plan3種は、ダイナミックレールパックで取り扱うJR東日本エリアの宿が対象となる。
クーポンは、特定のエリアや宿に限定した設定も可能。ワークスペース利用券は、同社が展開する「STATION BOOTH」が利用対象。会員登録すれば、予約して利用可能だ。
また、ワーケーション中の滞在をより便利で魅力的なものにする二次交通サービスや豊富なアクティビティプログラム、企業研修コンテンツなど、約5000コンテンツも別途有料で紹介できるとしている。
Workation Pass 2023は、列車・宿泊・ワークスペースなどがセットで繰り返し利用できる「JRE Workation Pass」をリニューアルして展開する。対象エリアを一部エリアからJR東日本エリア全域に拡大しつつ、現地での滞在コンテンツを豊富にそろえ、働き方改革や福利厚生の充実、採用、人材育成、エンゲージメント向上など、企業の課題解決や価値向上のためのサービスとして利用できるという。
人的資本経営を推進する企業は、従業員の居住地や勤務地にとらわれずに利用できる。誘客を希望する自治体は、ワーケーション事業として利用することで分散型社会の実現、関係人口創出などが期待できる。人材や企業価値を高めたい企業ニーズと、関係人口の創出、事業の活性化および、企業との関係性の構築などを図りたい自治体ニーズを結びつけることで、企業、人、地域社会の「Well-being」の向上に取り組むとしている。
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