Googleは米国時間5月10日に開催した「Google I/O 2023」で、「Google Home」アプリの大幅な刷新と新機能を発表した。これらのアップデートは、11日から「Android」および「iOS」ユーザー向けに提供が開始され、15日から「Wear OS」ユーザー向けに配信が開始される。
Googleは50種類以上のアップデートと新機能を発表した。これには、以前のGoogle Homeアプリ体験と比べて、ライブカメラフィードの表示が38%高速になったことや、カメラクリップへのアクセスが29%高速化したことなどが含まれる。
本記事では、特に注目すべき5つの新機能を紹介する。
Googleは、スマートホームの管理やカスタマイズ、自動化を支援する方法を模索し続けている。刷新されたGoogle Homeアプリは5つのタブで構成され、連携されているデバイスを管理しやすくなっている。また「Inbox」ではデバイスに発生した問題やサブスクリプションなどの重要な通知を把握できる。
Googleはカメラにもアクセスしやすくしている。ユーザーは、すべてのライブカメラフィードを「Cameras Space」でまとめて確認したり、フィードを(アプリを開いたときにポップアップ表示される)「Favorites」タブに追加したりできるようになった。また、縦にスクロールすることで時系列の記録を簡単に確認できる。
新たな「Devices」タブでは、Matter対応のものも含めすべてのスマートホームデバイスを一元管理できるようになる。今回Googleは、Matter対応デバイスまたはGoogle Home連携が認定された60種類以上のデバイスに対応するコントローラーを導入した。これにより、さまざまなスマートデバイスを1カ所で制御できるようになる。
Wear OS向けにもGoogle Homeアプリの機能が拡張されている。新しいアップデートにより、スマートウォッチから「Favorites」タブにアクセスして、簡単な変更を加えたり、カメラからの通知を受信したりできる。
Googleは「Android」デバイス向けにホームパネルと呼ばれる新機能を導入する。これはロック画面やクイック設定からGoogle Homeに直接アクセスできるようになるものだ。新しいホームパネルにより、ユーザーは照明の消灯や温度調整、ホームセキュリティカメラの制御など、自宅の自動化機能全体にアクセスしやすくなる。
このホームパネルはまず「Pixel 7a」「Pixel Fold」などのPixelスマートフォンや「Pixel Tablet」向けに6月にリリースされる予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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