ソニー、大型大迫力と持ち運びOKの2つのワイヤレススピーカー

 ソニーは5月9日、重低音とライティングが楽しめる「SRS-XV800」(想定税込価格:8万円前後)とコンパクトボディで携帯性に優れた「SRS-XB100」(同:1万円前後)と2つのワイヤレススピーカーを発表した。発売はいずれも5月19日。

「SRS-XV800」
「SRS-XV800」
「SRS-XB100」
「SRS-XB100」

 SRS-XV800は、2021年4月に発表した「SRS-XP500」の上位モデル。高さ720mm×幅317mm×奥行き375mmで、重量約18.5kgの大型ボディで、ダンススタジオやダンススクールなどのダンス関係者や大学やカルチャースクールなど教育、文化施設などを想定ターゲットにしている。

「SRS-XP500」(左)と「SRS-XV800」(右)のサイズ比較
「SRS-XP500」(左)と「SRS-XV800」(右)のサイズ比較

 XP500に比べ、バッテリー持続時間を約20時間から約25時間へと延長したほか、光デジタル入力端子を備え、テレビと接続して使えることが進化ポイント。会議室や体育館など、広い場所でも十分に音を伝える、音量と音圧を備える。

 約170mm×170mmの矩形ウーファー「X-Balanced Speaker Unit」と、直径60mmのトゥイーターをフロントに3つ、直径40mmのトゥイーターをリアに2つ備え、中高域をカバー。下部にはS字型のバスレフを採用することで、量感ある低音を再生するという。リアにトゥイーターを配置することで、後方に音がクリアに届き、奥行き感のあるサウンドを再現できるとのこと。スピーカーの後ろにいても、迫力ある音が楽しめるとしている。

 ダンス関係者や教育施設などの使用を想定する一方、自宅で使用しているユーザーも一定数獲得しており、使用用途の約3割がカラオケというユーザーアンケートを受け、マイク、ギター端子を前モデルから継承したほか、キーコントロール、マイクエコー機能にも対応。新たに追加された光デジタル音声入力端子は、テレビと光ケーブルでつなぐと、テレビの音に加えて、XV800のトゥイーターをウーファーから音を再生できる「TV Sound Booster」に対応する。

 本体は縦置き、横置きができ、上部と下部にはライティング機能も装備。アプリを使って光り方を自分好みに変えられる。

 XB100は、エントリーモデル「SRS-XB13」の後継機。ユーザーアンケートによると、約6割が以前はスマートフォンの内蔵スピーカーで音楽を聴いていたとのことで、ソニーでは「音楽の楽しみが広がることに気づく大切なエントリーモデル」と位置づける。

 口径46mmのフルレンジスピーカーは、非円形の偏心ユニットを採用し、ボーカルのクリアさを向上。XB13に比べ、グリル開放部が約7%拡大しており、音の広がり感も得られる。本体下部にはパッシブラジエーターも備え、低音域もカバーする。

 IP67の防塵、防水設計を施し、約16時間の再生に対応。ハンズフリー機能により、オンライン会議時のPCスピーカーとしても使える。サイズは高さ96mm×口径76mmで、重量約274g。ブラック、ライトグレー、ブルー、オレンジの4色をそろえる。

ブラック、ライトグレー、ブルー、オレンジの4色をそろえる
ブラック、ライトグレー、ブルー、オレンジの4色をそろえる

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