不動産情報サービスのアットホームは4月27日、野村不動産ソリューションズが運営する不動産情報サイト「ノムコム」に、間取り図から特徴を読み取り言語化するAIモデル「間取図特徴抽出AIモデル」の提供を開始すると発表した。
アットホームのグループ会社であるアットホームラボが開発した間取図特徴抽出AIモデルは、間取り図画像から間取りの構成、リビング、各居室、キッチン、水回り、収納などの各領域、配置関係、つながりなどをAIで解析し、間取りの特徴として50種以上の物件特徴をタグとして出力する。AIモデルを活用することで、物件情報の登録漏れを補填することや、間取りの特徴を可視化することで物件アピールの幅を広げることができる。なお、現在この間取図特徴抽出AIモデルに関係する技術の特許を出願中だという。
活用イメージとしては、まずAIが物件情報の間取り図画像をもとに、間取りの特徴を判別、抽出する。そして、抽出された特徴はノムコム内の「暮らしにこだわる間取り図検索」に反映、活用される。
アットホームは、野村不動産ソリューションズと概念実証に取り組み、AIモデルの精度を上げていくことでさらに快適な住まい探しの提供を目指していくという。
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