Qualcomm Technologiesの「Snapdragon」に関する発表は、その年に発売される次の「Android」スマートフォンに搭載予定の、新しいチップセットの話が主になるのが通例だ。しかし、同社のゲーミングチームが米国時間4月27日に発表したのは、ハイエンドのAndroidスマホでゲームの解像度を上げながらバッテリー消費を抑えられる新しいソフトウェア技術「Snapdragon Game Super Resolution(Snapdragon GSR)」だ。
同社によると、Snapdragon GSRはシングルパスのアップスケーリング技術であるため、レイテンシーや消費電力を抑えられるという。
「消費者から見て最も顕著な違いは、おそらくこの省電力機能だろう」と、Qualcommでゲーミング技術およびSnapdragon Studiosのグローバル責任者を務めるDave Durnil氏は述べた。
レイトレーシングのような負荷の大きいデスクトップ向けのゲーミング機能を有効にしつつ、同時にパフォーマンスや電力を維持したいと考える開発者は、Snapdragon GSRを利用することで、負担のかかるグラフィックス機能を有効にし、ビジュアルの解像度を高め、画質を維持しながら、電力を節約できると、Durnil氏は説明した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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