NetflixからのDVDが届いたことを知らせるあの真っ赤な封筒が、間もなく最後の別れを告げようとしている。Netflixの共同最高経営責任者(CEO)を務めるTed Sarandos氏は米国時間4月19日の発表で、最後のDVD発送が9月29日になることを明らかにした。同社のDVDレンタルサービスは25年間続けられていた。
Netflixは1997年創業で、当初は郵送によるDVD販売とレンタルを手掛けていたが、販売事業は早い段階で下火になり、レンタル事業が中心になった。
25年の間に、52億枚を超えるDVDを発送し、4000万人のユニーク加入者にサービスを提供したと同社は述べている。最初に発送したDVDは「ビートルジュース」で、1998年3月10日のことだったという。最も人気の高かった作品は、2009年のアメリカンフットボールを題材としたドラマ映画「しあわせの隠れ場所」とのことだが、同社はそのレンタル回数を明らかにしなかった。
DVDレンタル事業が低迷したことで、2007年にメディアやビデオのオンデマンド配信を開始した。2013年には、同サービスでオリジナル作品の配信を開始。最初のオリジナル作品は、Kevin SpaceyさんとRobin Wrightさんがホワイトハウス入りを果たす架空の政治家に扮した、政治ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で、高い評価を得た。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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