TwitterのマスクCEO、収益化プログラム「サブスクリプション」に参加呼びかけ

　Twitterの最高経営責任者（CEO）であるElon Musk氏は米国時間4月13日、クリエイターがコンテンツで収益を得られるようにする「サブスクリプション」（旧「スーパーフォロー」）プログラムへの参加をツイートで呼びかけた。同社は今後12カ月間、クリエイターが上げた収益から手数料を一切徴収しないという。

For the next 12 months, Twitter will keep none of the money.

You will receive whatever money we receive, so that’s 70% for subscriptions on iOS & Android (they charge 30%) and ~92% on web (could be better, depending on payment processor).

After first year, iOS & Android fees…

— Elon Musk (@elonmusk) April 13, 2023

　「われわれの目標は、クリエイターを最大限に繁栄させることだ。皆さんはいつでも当社のプラットフォームを離れて、コンテンツを持ち去ることができる。簡単に始めて簡単に終えられる」（同氏）

　現時点でサブスクリプションプログラムに参加できるのは米国のユーザーのみだ。Twitterアカウントの「設定」セクションから申請できる。年齢18歳以上、フォロワー数1万人以上、過去30日間のツイート回数が25回以上というのが参加条件だ。申請時には、電子メールアドレスを認証済みであること、アカウントを2要素認証で保護すること、プロフィールに情報を入力すること、Twitterの利用規約に対する違反歴がないことが必要となる。

　申請が承認されれば、2.99ドル（約400円）、4.99ドル（約660円）、または9.99ドル（約1300円）の月額サブスクリプション料金を設定できる。その料金がTwitterによって課金され、そこから処理手数料を差し引いた金額がクリエイターに支払われる。

　Musk氏は、「iOS」「Android」アプリで登録した場合は70％、Twitterのウェブサイトで登録した場合は92％がクリエイターに支払われるとツイートしているが、Googleの広報担当者は米CNETに対し、Androidアプリで登録されたサブスクリプションの手数料は2021年に30％から15％に引き下げられたと説明した。

　コンテンツに関しては、クリエイターの裁量に委ねられている。長文コンテンツ、動画、追加ツイートなど、さまざまな形式が可能だ。サブスクライバーのみが、そのコンテンツや、コンテンツのクリエイターからのリプライを閲覧できる。