リンクジャパンは4月11日、東京都豊島区にある集合住宅「デュオメゾン池袋」に、スマートリモコンや温湿度センサー、スマートロックなどのIoT機器を導入したと発表した。国内最先端IoTスマートホームとして、共用部のオートロックもスマホから解錠できる。
デュオメゾン池袋は池袋駅から徒歩約10分のところに位置する賃貸マンション。全14戸のほとんどが1DKタイプで、一室のみペット可のワンルームを用意する。
「新しい欲しかったを叶える『持たない暮らし』」を物件コンセプトに、スマートフォンから解錠、家電のコントロールなどができるIoTスマートホームを構築。加えて、家具家電のサブスクリプションサービス「CLAS」と提携し、家具と家電のレンタルをサポートするほか、電動キックボードシェア、シェアサイクル「LUUP」のポート設置場所を設けるなど、シェアして使う暮らしを推進する。
IoTスマートホーム機器は、住戸扉にスマートロックを設置したほか、スマートフォンと連動できる室内モニター&玄関子機などを導入。スマートハブを通して、各IoT機器を接続しており、エアコンやテレビスマートリモコンによってスマートフォンや声でコントロールすることもできる。温湿度センサーも備え、室温が26度を超えるとエアコンが自動稼働するなど、便利な暮らしをサポートする。
リンクジャパンのIoT機器を導入した集合住宅はすでに登場しているが、デュオメゾン池袋は、共用部の集合玄関機までアプリやカードで解錠できることが特徴。スマートロックのワンタイムパスを持っている相手が来訪したときも遠隔でオートロックの解錠ができるなどの機能も備える。
住居内のIoT機器は、各部屋に発行されるQRコードを読み取ることでセッティングができ、使えるようになる簡単操作を実現。入退去時も次の利用者がスキャンすれば、前の利用者情報が自動消去される機能も実装しているという。
各住戸には専用ロッカーが割り当てられ、ロッカーの奥にはソーラーパネルと蓄電池を用意。建物中にはマンホールトイレを設けるなど災害時にも備える。全戸にスマートホームを導入することで、近隣の相場に比べ、家賃を1万円程度高く設定しているという。
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