2022年にはさまざまな新しい携帯型ゲーム機が登場し、携帯ゲームが一層の盛り上がりを見せる中、ソニーが「PlayStation」(PS)ファン向けに新たな選択肢の提供を検討している可能性がある。同社は「Q-Lite」という携帯型デバイスを開発中と報じられている。
Insider Gamingの米国時間4月5日の記事によると、この新しい携帯型デバイスは、専用ゲームが開発されるような独立したプラットフォームではなく、「PS5」のゲームをリモートプレイするためのものになるという。
ソニーにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
同社の新しい携帯型デバイスに関するうわさは、4月に入ってから流れていた。Giant BombのJeff Grubb記者は4日、PlayStationのクラウドゲーミングデバイスに関する計画について、ツイートしていた。
I am traveling to Super Nintendo World, but I see the reports about a potential Vita 2, and I would definitely scope down those expectations. I've only ever heard about a cloud-streaming handheld.
— Grubb (@JeffGrubb) April 4, 2023
携帯ゲームは、Valveが2022年に「Steam Deck」を発売したことや「Nintendo Switch」の人気などに後押しされて、活況を呈している。初期の時代からある従来の携帯型ゲーム機とは異なり、新しいデバイスは、PCゲームをプレイするための高い処理能力を備え、クラウドゲームにアクセス可能だ。ブロードバンド接続さえあれば、ハイエンドなPCゲームやコンソールゲームをプレイできるようになっている。ASUS、Logitech、Razerなどの企業も、Steam Deckに対抗する独自のゲーミングデバイスを発売、発表している。
ソニーが携帯型ゲーム市場に最後に投入した製品は、2012年の「PlayStation Vita」だった。この製品は7年間提供されたが、2019年に後継機の予定もないままにその製造を終了した。
PS5には「PS4」と同様に、独自のリモートプレイ機能が搭載されており、PS5またはPS4のゲームを、ノートPC、コンピューター、スマートフォンでプレイできるようになっている。PlayStation用の新しい携帯型デバイスには、PS5用ワイヤレスコントローラー「DualSense」の多くの機能が搭載される見込みで、さらに最適化されたユーザー体験を提供できるものになる可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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