ASUSの「ROG」シリーズのゲーミングハードウェアは、スマートフォンやPCとして既に確立されている。同社は今回、Valveの「Steam Deck」に対抗する、同シリーズのポータブルゲーミングデバイス「ROG ALLY」を発表した。
4月1日に発表された「ROG ALLY」は、3日の時点で既にBest Buyのサイトに掲載されているが、予約注文はまだ開始されていない。仕様を見る限り、Steam Deckと似たような構成だが、Valveのハードウェアよりも優位に立つかもしれないいくつかの違いがある。
Steam DeckにはAMDの「Zen 2」と「RDNA 2」をベースにした「AMD Custom APU 0405」が搭載されている。プロトタイプを試用したユーチューバーDave2Dが公開した動画によると、ROG ALLYには、「Zen 4」と「RDNA 3」をベースにしたカスタム版のAPUが搭載されているという。画面はどちらも7インチだが、ALLYの方が輝度が高く、ディスプレイ解像度は1080p、リフレッシュレートは120Hz。ファンのノイズも大幅に低減されている。
Steam Deckとは異なり、ALLYにはタッチパッドがなく、代わりに標準的な2本のアナログスティックが装備されている。また、「Windows 11」が搭載されており、ゲームに特化したOSではないが、「SteamOS」よりも多くのゲームをより簡単に実行できる。自宅にいる場合は、外付けGPUに接続して、パフォーマンスをさらに高められる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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