デジタル庁国民向けサービスグループ e-Gov担当は3月31日、「data.go.jp」を「データポータルサイト」としてリニューアルした。新たに資料の全文検索や、統計データのグラフ化、地図上での可視化が可能となった。
「data.go.jp」は、政府が保有するオープンデータ全体の横断的検索の実現を目的に、「データカタログサイト」との名称で2014年に運用が開始された。同サイトが3月31日から「データポータルサイト」としてリニューアルされた。
新たに運用が始まったデータポータルサイトでは、政府の各種データや統計情報の全文検索が可能となった。従来は検索対象がメタデータ(データに付加された分類情報やキーワード)に限られており、メタデータに非登録のキーワードで検索した場合、必要なオープンデータにたどり着けない恐れがあった。全文検索は当初はPDF形式にのみ対応するが、順次他の形式にも対応するという。
また、サイト内における数値データの可視化機能が追加された。例えば「宿泊旅行統計調査 令和2年1月〜12月分」という統計資料の場合、その数値をサイト上でグラフにしたり、地図上での塗り分けで可視化することが可能になった。データのビジュアル化にはデータ分析ツールの「Tableau」を用いた。
デジタル庁を務める河野太郎大臣はデータポータルについて「データ活用事例の共有が可能なデータコミュニケーション機能も整備し、継続的な改善を図る」とした。
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