ソニー、フルサイズセンサー搭載の「VLOGCAM」--高感度、低ノイズの最上位機

 ソニーは3月29日、VLOGCAMシリーズにフルサイズイメージセンサーを搭載した「VLOGCAM ZV-E1」を発表した。レンズ交換式デジタル一眼カメラになる。発売は4月21日。ボディのみの「VLOGCAM ZV-E1」(想定税込価格:33万円前後)とレンズキット「VLOGCAM ZV-E1L」(FE 28-60mm F4-5.6)(同:36万円前後)をそろえる。予約販売の受け付けは、4月4日10時に開始する。

「VLOGCAM ZV-E1」。ブラック
「VLOGCAM ZV-E1」。ブラック
ホワイト
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 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)を組み合わせ、フルサイズならではの映像表現を実現。常用ISO感度は低感度側80~102400(静止画、動画共通。静止画拡張時40~409600、動画拡張時80~409600)で、暗い場所でもノイズを抑えた撮影が可能だ。

 4K60pに対応するほか、アップグレードすれば4K120pまで対応可能な動画性能を確保。人の肌を美しく描写し、被写体を際立たせる「S-Cinetone」も搭載する。ボディには、インテリジェント3カプセルマイクを備え、被写体の動きに合わせて、自動で収音する方向に指向性を切り換える「AUTO」モードを装備。収音する方向に合わせて3方向から手動で指向性を選択することもできる。

 最新のAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF(オートフォーカス)」で被写体を認識。認識できる被写体は、人物、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機などに対応する。AI技術により、カメラが自動的に構図を変更する「オートフレーミング」も新たに搭載した。

 サイズは高さ約71.9mm×幅約121.0mm×奥行約54.3mmで、重さ約483gと小型、軽量を実現。5.0段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正とアクティブモード手ブレ補正に加えて、「ダイナミックアクティブ」モードの手ブレ補正により、安定したカメラワークができるとしている。

 国内向けのカメラとして初めての機能として、メニューと動画再生画面を音声で読み上げて操作をアシストする「音声読み上げ」に対応。カメラ本体には、市場から回収された使用済みの水ボトルや、工場や市場から排出された廃ディスク、ソニーが独自開発した難燃剤などを原料に作られた再生材「SORPLAS」などを使用しているほか、パッケージには独自の再生紙「オリジナルブレンドマテリアル」を採用する。

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