ソニーは7月27日、Vlogコンテンツの撮影に最適なデジタルカメラ「VLOGCAM ZV-E10」を発表した。レンズ交換式で、APS-C Exmor CMOSセンサーを搭載。写真も動画もこれ1台で撮影できる。7月30日に受注を開始し、発売予定は9月17日。想定税込価格は本体のみのZV-E10が7万8000円前後、16~50mmのEマウント用レンズを同梱したレンズキット「ZV-E10L」が8万9000円前後になる。
VLOGCAMは、ブイログコンテンツの撮影に特化したデジタルカメラ「ZV-1」として2020年6月に発売。機動性にこだわりレンズ一体型だったZV-1に比べ、ZV-E10はレンズ交換ができ、広角、望遠、マクロなどミラーレス専用設計レンズと組み合わせて、幅広い撮影に対応可能だ。
有効約2420万画素のAPS-C Exmor CMOSセンサーと画像処理エンジン「BIONZ X」を備え、HLG(Hybrid Log Gamma)、S-Log2、S-Log3に対応した4K動画撮影をサポート。「ピクチャーエフェクト」機能により、「リッチトーンモノクロ」「パートカラー」などカメラボディ内で色味調整ができる。
フルHD120P記録に対応し、カメラ側でスロー&クイックモーション、一定の間隔で連続撮影をするインターバル撮影も可能。コントラスト検出方式と位相差検出方式による「ファストハイブリッドAF」や自動的に瞳にピントを合わせ続ける「リアルタイム瞳AF(人物)」、モニター上の被写体にタッチすると被写体を自動追尾する「リアルタイムトラッキングAF」機能なども備える。
人物の肌を生き生きと描写するほか、自動で顔を検出し、顔優先AE機能で露出を補正する「顔優先AE」や肌を明るくキレイに撮影する「美肌効果」など顔の描写力に優れ、歩きながらの手持ち撮影にも便利な電子手ブレ補正も搭載する。
音声記録にもこだわり、内蔵の3指向性カプセルマイクは、高い集音性能とノイズリダクションを実現。付属のウインドスクリーンを使えば風切り音を低減し、屋外でもクリアな音声録音が可能だ。本体の「マルチインターフェース(MI)シュー」に、デジタルオーディオインターフェースを追加し、劣化のない高音質録音をサポート。マイク端子に加えてヘッドホン端子も装備する。
ウェブカメラとして使用できるほか、USBケーブルでPCやスマートフォンに接続し、ライブストリーミングも可能。スマートフォンアプリ「Imaging Edge Mobile」を使ってスマートフォンに写真や動画を転送できるほか、スマートフォンの画面をライブモニターとして使用可能だ。
サイズは高さ64.2mm×幅115.2mm×奥行き44.8mmで、重量約343g。背景ぼけを簡単に切り替えられる「背景ぼけ切り替え」ボタンや「静止画/動画/S&Q切り替え」ボタン、商品レビュー動画用にスムーズなAFのトランジションを実現する「商品レビュー用設定」など、Vlog撮影に特化した便利な機能を備える。
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