9to5Googleによる報道と、YouTuberのDave2D氏によるリークによれば、そのスマートフォンは、サムスンのGalaxy Z Foldシリーズのような縦長のデザインではなく、「OPPO Find N」やMicrosoftの「Surface Duo」によく似た、高さが低く、横幅のあるデザインを採用する可能性があるという。Wojciechowski氏が見つけたと言っている「Android 13」のベータ版のコードでは、メインレンズと超広角レンズ、望遠レンズを含むカメラがPixel Foldに搭載される見込みであることも示唆されている。
Googleは、通常のPixelスマートフォンを、Appleやサムスンなどの競合よりも低価格で提供することで知られている。Googleが折りたたみ式のスマートフォンを本当に発売するのなら、そのときも同様のアプローチを採用してくれることを筆者は期待している。Counterpoint Researchによると、サムスンは2022年前半の折りたたみ式スマホ市場で62%のシェアを獲得しており、現在も優位にあるという。したがって、Googleがサムスンの有力なライバルになれるのか、興味深いところだ。
折りたたみ式スマホは、販売台数が増えているとはいえ、スマートフォン市場全体に占める割合はまだほんの一部である。Counterpoint Researchによると、2023年の全世界の折りたたみ式スマホ出荷台数は前年比で52%増加して、2270万台に達する見通しだという。だが、同社の調査結果では、全スマートフォンの出荷台数が2022年第4四半期だけで推定約3億400万台だったことを考えると、通年で2270万台という数字は大海の一滴に過ぎないように思える。
Googleは通常、秋に新しいフラッグシップのPixelスマートフォンを発表する。おそらく、2023年も同じパターンを踏襲するはずだ。Googleの「Pixel 8」および「Pixel 8 Pro」がどのようなデバイスになるのかは、実際に発表されるまで分からない。
とはいえ、Googleの近年のアップデートでは、カメラが非常に重視されている。Pixel 7シリーズではズームが改善され、「Pixel 7 Pro」には新しいマクロ撮影モードが追加された。Googleの「Tensor」チップが初めて搭載されたPixelデバイスである「Pixel 6」および「Pixel 6 Pro」では、「消しゴムマジック」「顔フォーカス」「リアルトーン」などの新機能が追加されている。このことを念頭に予想すると、GoogleがPixel 8およびPixel 8 Proでカメラをさらに強化しても意外ではない。だが、それが具体的にどのようなものになるのかは、まだ不明だ。両方のモデルに新しいTensorプロセッサーが搭載される可能性も高い。
これまでのところ、リーク情報は多くないが、Pixel 8およびPixel 8 Proに関する詳細とされる報道がいくつかあった。WinFutureによると、これらのスマートフォンには、Androidの次のメジャーバージョンとされる「Android 14」と12GBのRAMが搭載されるという。ガジェット情報のリークで知られるSteve Hemmerstoffer氏は、ブログの「MySmartPrice」および「Smartprix」と連携して、Pixel 8とPixel 8 Proとされる画像を公開した。
Android 14は現在、開発者プレビュー段階にあり、消費者向けの最終版は秋にリリースされる見込みだ。Googleは1年を通してAndroidの新機能とPixel専用の機能をリリースしているが、1年に1回のバージョンアップグレードでは、通常、プラットフォーム全体の大幅な改善が施される。
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