IDCは、世界スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。2022年の出荷台数は12億580万台で、そのうちの1.2%にあたる1420万台が折りたたみ式(フォルダブル)スマートフォンだった。2023年における折りたたみ式スマートフォンの出荷台数は、前年比50.5%も増加し、2140万台に達すると見込む。
また、2027年の全スマートフォン出荷台数が13億7100万台なのに対し、折りたたみ式は4810万台で、全体の3.5%を占めるまでになる。その間の年平均成長率は、スマートフォン全体が2.6%、折りたたみ式が27.6%。折りたたみ式スマートフォンの市場規模は、420億ドル(約5兆5713億円)と予測する。
2022年にスマートフォン全体の出荷台数は前年より11%以上も減ってしまったが、折りたたみ式は唯一好調なジャンルだった。特に、平均販売価格(ASP)が1割下がった効果で、出荷が75.5%も増えたそうだ。折りたたみ式スマートフォンのASPは低下傾向にあるものの、先進国や新興国を問わず高価格帯モデルである状況に変化はない。
2022年と2027年の出荷台数、出荷台数ベースの市場シェアなどは以下のとおり。
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