Appleは米国時間3月28日、新たなアプリ「Apple Music Classical」をリリースしたと発表した。このアプリでは、500万曲を超える世界最大規模のクラシック音楽カタログにアクセスできるという。
同アプリは日本など一部の国を除く世界各国で、「Apple Music」の個人、学生、ファミリー向けプラン、または「Apple One」プランの加入者に追加費用なしで提供される。Apple Musicは学生プランが月額5.99ドル(580円)、個人プランが月額10.99ドル(1080円)となっている。
9日に始まった先行予約に申し込んでいれば、同アプリは自動的に保有デバイスにダウンロードされ、ホーム画面にアイコンが表示される。先行予約をしていなくても「App Store」からダウンロードできる。
同アプリはApple Musicとよく似たインターフェースとなっているものの、クラシック音楽固有のさまざまな属性も考慮されている。
例えばポピュラーソングであれば、ジャンルやアーティストで分類できる一方、クラシック音楽はそれらとは異なる複数の特徴、つまり調や作品番号、楽章、通称、時代、楽器、副題、作品の種類、作曲家の名前などによっても分類される。
Appleは、クラシック音楽のさまざまな特徴を含む豊富なメタデータのデータベースを構築することで、ユーザーが聞きたい楽曲の検索や発見を容易にしている。
さらに同アプリのユーザーインターフェースによって、オーケストラの名称や指揮者の名前、収録年など、ユーザーの必要とするさまざまな情報がひと目で分かるようになっている。
また、ドルビーアトモスによる空間オーディオや、ロスレスオーディオといった、Appleが提供する最高の音質で楽曲を再生できるカタログも利用できる。
プレイリストのジャケットやアーティストページは、Appleの依頼を受けた芸術家らによって制作された、世界的に有名な数多くの作曲家の肖像画などのアートワークで彩られている。
Apple Music Classicalは、「Android」搭載デバイスに向けても近日中に提供が開始されるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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