Appleのカラフルなオールインワンコンピューターのファンにとって、2023年は楽しみな年になるかもしれない。Bloombergによると、同社の次期iMacは開発が進んだ段階にあり、2023年後半に登場する可能性があるという。新型iMacには、現行のMacBook ProとMacBook Airに搭載されているAppleのM2チップの次世代版となる、うわさの「M3」プロセッサーが搭載される可能性が高い。同報道によると、新型iMacは2021年版と同様の24インチスクリーンを搭載し、同じカラーバリエーションが用意されるが、内部の設計にいくつかの変更が加わる予定だという。
Bloombergによると、Appleは最上位のMac Proの新モデルも準備中で、このモデルにはM2 Ultraと呼ばれるチップ(おそらく「M1 Ultra」の次世代版)が搭載されるという。2019年に発売された現行モデルには、Intelの「Xeon」プロセッサーが内蔵されているため、報道が事実ならば、現行モデルからの大幅な変化となる。報道によると、M2 Ultraには、24個のCPUコア、76個のグラフィックスコア、192GBのメモリーが搭載されるという。
5999ドル(日本では66万2800円)のMac Proは、プロフェッショナルを対象とするAppleのハイエンドデスクトップコンピューターだ。Appleの現行のラインアップの中で、同社独自のシリコンを搭載していない最後のMacでもある。同報道では、新型Mac Proが晩春から夏にかけて登場する可能性が示唆されており、6月に開催されるAppleの「Worldwide Developer Conference(WWDC)」で発表されるかもしれない。
報道によると、2023年には、Appleの軽量ノートブックで15インチサイズが初めて提供される見通しだという。2023年のAppleの製品ロードマップには15インチMacBook Airが含まれているとBloombergは報じているが、このマシンにうわさのM3チップが搭載されるのかどうかは不明だ。新しい13インチMacBook Airも開発中だと言われている。
この2種類のMacBook Airも晩春から夏にかけて登場する見通しなので、Bloombergの報道が正しければ、数カ月以内に発表があるはずだ。
紹介したうわさやリーク情報、報道をまとめると、2023年は、Appleのコンピューティング製品ラインアップにとって極めて重要な年になるかもしれない。同社初のMRヘッドセットを実際に発表したら、コンピューティングの未来に対する同社のビジョンを垣間見ることができるだろう。CEOのTim Cook氏は、ARの潜在的な可能性について忌憚(きたん)のない発言をしてきたが、それらの体験を提供するAppleの専用ハードウェアはまだ登場していない。また、AppleシリコンがMac Proに実際に搭載されれば、現行ラインアップでの自社製チップへの移行が完了することになる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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