グリーは3月1日、メタバース事業の強化を目的として、VTuber事業を展開する「REALITY Studios株式会社」、法人向け事業を展開する「REALITY XR cloud株式会社」を設立することを発表した。2社ともグリーの100%子会社としている。
グリーのメタバース事業は、世界63の国と地域に配信されているスマートフォン向けメタバース「REALITY」を筆頭に、グローバル展開を進めている。同社では今回、メタバース事業における組織再編を実施。プラットフォーム事業を展開するREALITY、VTuber事業を展開するREALITY Studios、法人向け事業を展開するREALITY XR cloud、Web3事業を展開するBLRD PTE. LTD.の4社体制になる。
REALITY Studiosが展開するVTuber事業は、2018年の立ち上げ以降順調に拡大。バーチャルタレントの「KMNZ」、「VESPERBELL」などのタレントが所属している。今後は複数のVTuber事務所を設立し、グローバルで活躍できるバーチャルタレントを発掘、プロデュースしていく予定という。
REALITY XR cloudが展開する法人向け事業は、あらゆる仮想空間内で行われるバーチャルイベントを実現するためのクラウドソリューション「REALITY XR cloud」を提供。特に2022年6月から提供している「REALITY Worlds」は、サービス開始以降、三井不動産、HIS、ビームス、三越伊勢丹などといった大手企業へのメタバース進出を手掛けている。
今後も事業を拡大しグローバル展開をさらに加速させていくという。あわせて、メタバース事業の全50以上のポジションで採用を進めていくとしている。
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