Googleは、「Chrome」の電力消費に関わる設計を改良し、「MacBook」での使用時にバッテリーがより長持ちするようにした。Chromeユーザーにとって大きな不満点であり、競合ブラウザー「Safari」の長所としてAppleが強調したがる部分でもある電力消費への対処を一歩進める動きだ。この変更により、2022年の13インチ「MacBook Pro」で、Chromeを使ったウェブの閲覧は17時間、YouTubeの動画視聴は18時間可能になったとしている。
Googleは米国時間2月28日、2月上旬に安定版をリリースした「Chrome 110」に加わった省電力機能の詳細を明らかにした。2022年に導入されたChromeの「省エネモード」を有効にすると、MacBook Proでバッテリー駆動時間がさらに30分延びると、Chromeの開発に携わるFrancois Doray氏はブログ記事で述べた。
同社は長年、Chromeの電力消費に関する問題に対処すべく取り組んできた。Chromeの製品管理責任者を務めるRachel Popkin氏は2017年、米CNETに対して、その課題に「大勢が取り組んでいる」と述べていた。
この変更は「Chrome 109」とChrome 110に加えられたが、Chromeの段階的なリリーススケジュールにより、当初はごく一部のChromeユーザーしか利用できなかったと、広報担当者のJoshua Cruz氏は28日に述べた。「今週中には全員に提供される見込みだ」(Cruz氏)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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