ここでは、プロンプトの例として、「基本的な食料品買い物リストを作成してほしい」とChatGPTに頼んだ。数秒以内に、必須食品を含む15品目のリストが作成された。基本的な食料品のリストとして、全く問題のないものだった。リストが生成されたら、簡単にメモにコピー&ペーストし、自分の好みに合わせて変更することができた。こうしたリストの可能性は無限大だ。
個人のアカウントであれ、仕事用のアカウントであれ、コンテンツを作成する場合は、キャプションに関してChatGPTに助言を求めるといいかもしれない。簡潔で、流行を取り入れつつ、自分の写真にも当てはまるキャプションを考えるのは、難しいこともある。自撮り写真など、特徴があまりないコンテンツの場合はなおさらだ。完璧なキャプションを作成してもらえるように、写真に関する可能な限り詳しい説明をChatGPTに入力しよう。
筆者は、「Instagramに自撮り写真を投稿するので、キャプションを考えてほしい」という簡潔なプロンプトを入力した。ChatGPTは8つの候補を出力した。すべて楽しく、トレンディーで、簡潔だったうえに、絵文字も含まれていた。それらのキャプションの1つを次の自撮り写真にぜひ使ってみたい。
ChatGPTの機能を活用して、健康状態を改善することもできる。自分専用のニーズに対応した運動プランを探している人は、ChatGPTを活用するといいだろう。自分が運動に求めているものについて、ChatGPTに可能な限り詳しく説明すると、ChatGPTが最適なプランを生成してくれる。
ランニングの持久力を強化できるトレッドミルでの運動メニューがほしいと伝えると、ChatGPTは、その候補として5種類の運動メニューのリストを生成した。さらに、ウォーミングアップをすることや運動の強度を徐々に高めていくことなど、望んでいる結果を得るためのアドバイスも提示してくれた。
ChatGPTのようなチャットボットは、インターネット上のさまざまな場所から膨大な量のコンテンツを取り込み、(複雑なアルゴリズムに基づいて)その情報から、ユーザーの質問に対する適切な答えを生成しようと試みる。
生成している情報の正確性について、これらのチャットボットが認識しているとは限らない。その情報源はどこか、そして、答えの内容を生成するために、その情報がアルゴリズムによってどのように処理されているのかについては、ほとんど知る由がない。これらのボットが誤った情報を提示した事例や、答えを生成するために情報をでっち上げた事例はたくさんある。
こうしたさまざまな懸念があるので、これらのボットから言われたことを鵜呑みにしてはいけない。自分で情報の真偽を確認する必要がある。これは、標準的な(「昔ながらの」と言ってもいいかもしれない)ウェブ検索を実行する場合と、全く同じだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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