パスワード管理サービスを提供する1Passwordは、パスワード不要の未来を実現するため、ユーザーがパスワードではなくパスキーを使えるようにすると発表した。
パスキーは、スマートフォンやノートPCなどのデバイスに一意のデジタルキーを保存することで、パスワードに代わる役割を担うものだ。
パスキーにひも付けられたオンラインアカウントにアクセスするには、デバイス本体を所持している必要があるため、サイバー犯罪者がフィッシングやマルウェア攻撃によりユーザー名やパスワードをリモートで盗み出すことははるかに難しくなる。
パスワードの窃取は、依然として最も一般的で問題の多いサイバー攻撃の1つであり、個人と企業の双方にとって、サイバーセキュリティに関する重大なインシデントの発端となることが多い。
1Passwordの最高製品責任者(CPO)Steve Won氏は、ブログ記事で次のように述べた。「パスワードによっていたちごっこをする代わりに、この攻撃経路を完全になくすのはどうだろう。それが当社の使命だ。われわれがパスワード不要論を唱える先頭に立ち、1Passwordでパスキーの生成、管理、使用をフルサポートすることに尽力しているのも、それが理由だ」
1Passwordのユーザーは今夏から、パスワードではなくパスキーを使って、1Passwordアカウントの作成とロック解除ができるようになる予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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