Appleは9月13日にリリースした「iOS 16」で、パスキーのサポートを開始した。パスキーは新しい認証技術で、ウェブサイトやメールへのアクセスをパスワードより強力に保護するとうたわれている。
Appleは6月のWorldwide Developers Conference(WWDC)でパスキーを紹介し、秋にリリースするiOS 16と「macOS Ventura」に搭載するとしていた。Googleも「Android」やウェブブラウザーにパスキーを導入する予定だ。
パスキーは、パスワードと同等またはより簡単に利用できる。キーの連打を必要とするパスワードが、スマートフォンかPCの生体認証に置き換わるからだ。また、パスキーを利用するとフィッシング攻撃の防止につながり、SMSコードのような、パスワードシステムの弱点を補強する2要素認証の複雑な操作が不要になる。
ユーザーがウェブサイトやアプリで設定したパスキーは、その設定に使ったスマートフォンかPCに保存される。しかも、Appleの「iCloudキーチェーン」や「Chrome」の「パスワード マネージャー」といったサービスを利用して、デバイス間で同期できる。パスキーを支えている技術は、多数のテクノロジー企業が標準化団体FIDOアライアンスの下で開発したオープン規格だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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