KDDIとソフトバンク、障害時に回線相互開放--デュアルSIM活用の新サービス3月提供

 KDDIとソフトバンクは2月2日、通信障害や災害などでスマートフォンでの通信ができなくなった場合の備えとして、緊急時にauまたはソフトバンクの予備回線に切り替えられる「デュアルSIMサービス」を共同で提供すると発表した。


 提供時期は2023年3月下旬を予定しており、サービス内容の詳細や料金などは別途案内するという。なお、KDDIで代表取締役社長を務める高橋誠氏は決算会見で「保険のようなイメージで、できるだけ多くの人に使ってもらうべく月額料金は数百円程度。ただ、従量料金は高く設定する」と述べた。

 2社は声明で「通信の安定的な提供に向けて全力で取り組むとともに、不通時の早期復旧に向けた体制構築に取り組んでいる」と前置きしつつ「不通となった通信の復旧までの代替手段の確保も課題として捉えており、今般両社で協力し、各社のお客さまに本サービスを提供する運びとなった」とコメントした。

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