Googleは米国時間12月15日、「Google Nest」と「Android」のデバイスがスマートホーム標準規格「Matter」に対応したと発表した。これにより、他のメーカーのMatter対応デバイスとペアリングできるようになる。
Matterでは、スマートデバイスを制御するためのハブが必要となる。「Google Home」、「Google Home Mini」、「Nest Mini」、「Nest Audio」、「Nest Hub」(第1世代と第2世代)、「Nest Hub Max」、「Nest Wifi Pro」が、Matterのハブとして機能する。
「Google NestデバイスとAndroidデバイスが今日からMatter対応となり、皆さんが簡単かつ一貫した形でMatter対応デバイスを設定し、各自のニーズに最も適した形でスマートホームをカスタマイズできるようになった」と、Googleは発表の中で述べた。
Matterは、さまざまなメーカーのデバイスが家庭でシームレスに連携できるようにするために策定された。2019年に発表され、Google、Amazon、Apple、サムスン、華為技術(ファーウェイ)、ComcastなどのIT企業が支持している。
「Matterにより、スマート照明、サーモスタット、ブラインド、ドアロックといったあらゆるものが、皆さんの時間と労力をさほど必要とすることなく、適切に連携するようになる」と、Googleは述べた。
Matter対応デバイスは、Wi-Fiまたは「Thread」を介してホームネットワークに接続できる。Threadは、ホームデバイスを接続する低消費電力のメッシュネットワーク技術だ。
Android端末でBluetoothデバイスのペアリングを容易にする「Fast Pair」技術もMatterに対応した。
Amazonは11月、17種類の「Echo」デバイスが12月からMatterに対応し、2023年にはさらに多くの製品をアップデートすると発表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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