読者の皆さんも、おそらく、友達がソーシャルメディアで自分の写真をアート作品風に変える新しいフィルターを使っているのを見たことがあるだろう。特に米国で話題のこの写真編集アプリは、「Lensa AI」と呼ばれる。Lensa AIは、アップロードされた写真を取り込み、ユーザーの顔を使って「魔法のアバター」を作成する。ただし、この写真編集アプリには、プライバシーに関する懸念もある。これについては、後述する。
Lensa AIはスマートフォンに無料でダウンロードできるが、編集用に最大20枚の写真をアップロードするには3.99ドル支払う必要がある。その後、送信した写真を基に作成された50枚のアバター画像を受け取ることができる。
以下で、写真編集アプリのLensa AIについて知っておくべきことを解説する。
Lensa AIは、「iPhone」と「Android」で利用できる写真編集アプリで、ユーザーがアップロードした自撮り写真をアバターに変換する機能を提供する。肌のレタッチや背景のぼかしなどの写真編集や、動画編集にも使用できる。
サービスの使用には料金がかかるにもかかわらず、このアプリはiPhone向け「App Store」の「写真/ビデオ」カテゴリーのランキングを急上昇している。サブスクリプション料金は月額7.99ドル、年額29.99ドルとなっている。
Lensa AIは新しいものではない。実際には、2018年から存在しており、Prisma Labsによって開発された。Prisma Labsは、「Prisma写真編集者」という名前の写真編集アプリも提供している。カリフォルニアに拠点を置くPrisma Labsは2016年、Alexey Moiseenkov氏、そして、Andrey Usoltsev氏やOleg Poyaganov氏、Ilya Frolov氏を含むロシア人の開発者チームによって創設された。
Prisma Labsの担当者が米CNETに語ってくれたところによると、Moiseenkov氏が2018年にPrisma Labsの最高経営責任者(CEO)を辞任して退社した後は、Usoltsev氏が後任に就き、同社を指揮しているという。
Prismaは公開後すぐに、世界で最もダウンロードされたアプリの1つになり、「iOS」のApp Storeと「Google Play」の両方で年間最優秀アプリ賞を受賞した。
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