2023年の新型スマホうわさまとめ--「iPhone 15」「Pixel 8」「Galaxy S23」など - (page 2)

Lisa Eadicicco (CNET News) 翻訳校正: 編集部2022年12月16日 07時30分

Googleの「Pixel 7a」

Google Pixel 6A
提供:Lisa Eadicicco/CNET

 予想:これまでのパターンに従うなら、Googleは2023年の春か夏に「Pixel 7a」と呼ばれる「Pixel 7」の廉価版を発売するはずだ。今のところ、Pixel 7aに関するうわさはほとんどない。しかし、開発者のKuba Wojciechowski氏はAndroidのコードベースからPixel 7aに関すると思われる情報を発見したとツイートしており、かなり重要なアップグレードが行われる見込みだという。

 同氏によると、Pixel 7aには「Pixel 6a」にはない2つの特徴、すなわち90Hzという高リフレッシュレートの画面とワイヤレス充電機能が備わっている可能性があるという。また、Smartprixで再公開されたHemmerstoffer氏によるリーク画像は、Pixel 7aが前モデルと非常によく似たデザインになることを示唆している。

 Pixel 7aは、Pixel 7やPixel 7 Proと同じ「Tensor G2」プロセッサーを採用しており、広角センサーと超広角センサーを含むカメラを搭載している可能性もある。もちろん、Pixel 7aがPixel 6aを踏襲しているとすれば、だ。

 個人的な期待:GoogleのPixelスマートフォンの中でも、aシリーズのコストパフォーマンスは驚くほど高い。Pixel 6aが米「CNET Editors' Choice」を受賞し、500ドル(約6万8000円)以下のAndroidスマホの中で米CNETが最も気に入っている端末となっている理由もここにある。もしGoogleがPixel 6aの449ドル(日本では5万3900円)という価格を維持した上で、同モデルの数少ない欠点を解消できれば、Pixel 7aは廉価版スマートフォンの市場でサムスンを脅かすライバルとなるだろう。

Googleの「Pixel 8」シリーズ

Pixel 7 ProとPixel 7
提供:Andrew Lanxon/CNET

 予想:GoogleのPixel 7とPixel 7 Proは発売からまだ2カ月ほどしかたっていないが、すでにPixel 8シリーズに関するうわさが出始めている。ドイツのITメディア「WinFuture」は、公開されているコードから2つの未発売Pixelスマートフォンに関する情報を見つけたとしている。同メディアによると、それぞれ「Shiba」、「Husky」というコードネームが付けられたこの2つのデバイスには、「Zuma」というコードネームの新型プロセッサーが搭載される見込みだ。また、コードは、これらのデバイスがAndroid 14で動作し、12GBのRAMを積んでいる可能性を示唆しているという。

 個人的な期待:Pixel 8とPixel 8 Proについてはあまりうわさを聞かないため、なんとも言えない。しかし個人的に興味をそそられるのは、Googleの次世代チップが今後、どのような新機能をスマートフォンにもたらすかだ。同社の最新チップは、日常生活に役立つ実用的な機能を実現した。例えば、写真の画質を向上させる「消しゴムマジック」や「顔フォーカス」、文字起こししたテキストに話し手のラベルを追加できる「レコーダー」アプリなどだ。そう考えると、Googleの次世代チップがもたらす新機能が楽しみでならない。

サムスンの「Galaxy A54 5G」

Galaxy A53 5G
提供:Lisa Eadicicco/CNET

 予想:サムスンの最も有名なスマートフォンは「Galaxy S」かもしれないが、予算が限られているなら「Galaxy A」も注目に値するシリーズだ。2022年5月に発売された「Galaxy A53 5G」に続く新モデルは、おそらく「Galaxy A54 5G」と呼ばれることになるだろう。

 これまでに話題になった数少ないリーク情報によれば、Galaxy A54 5Gは現行モデルのA53 5Gにわずかな改良を加えたものとなるようだ。ディスプレイは6.5インチのA53 5Gよりもやや小さい6.4インチで、トリプル背面カメラを搭載すると予想されている。これはHemmerstoffer氏がガジェットメディア91Mobilesで公開した、Galaxy A54 5Gのものと思われるレンダリング画像から明らかになった。またオランダのテクノロジーメディアGalaxy Clubは、Galaxy A54 5Gは前機種よりもわずかだがバッテリー容量が大きくなる可能性があるとしている。

 個人的な期待:筆者はGalaxy A53 5Gを発売直後に試用する機会があったが、実際の価格よりも、はるかに高額なスマートフォンのように感じられた。完璧ではないが、価格を考えれば、驚くほど充実した機能を備えている。GoogleのPixel aシリーズの成功に触発され、サムスンが格安スマートフォンのラインアップを強化することを期待したい。

サムスンの「Galaxy Z Fold5」

Galaxy Z Fold4
提供:James Martin/CNET

 予想:折りたたみスマホはまだ少数派であるにもかかわらず、サムスンの「Galaxy Z Fold」は2023年に早くも第5世代が登場する見込みだ。この新たなスマホとタブレットのハイブリッドモデルは同社のスタイラスペン「Sペン」を格納するスロットを備える可能性がある。また韓国のニュースメディアTHE ELECによると、軽量化し、折り目が目立たなくなるという。この記事では、Galaxy Z Fold5でこうした機能向上が実現するとは断言されていないものの、サムスン自身が折りたたみスマホの普及に向けて乗り越えるべき障壁として言及したと伝えられている。

 その他には、カメラやプロセッサーまわりでいつも通りの機能改良があるはずだ。同社は2022年に発売した「Galaxy Z Fold4」で、本体を半分開いた状態でディスプレイの下半分を小型のトラックパッドとして使用できる機能など、いくつかのマルチタスク機能を追加している。そのため、ソフトウェア面でもほかの機能が強化されるかもしれない。

 同社は例年、新型の折りたたみスマホを8月に発売しているため、2023年もそのタイミングで次期「Z Fold」が登場すると考えられる。

 個人的な期待:折りたたみモデルを主流スマホにするには、Sペンが収納できるスロットを搭載するだけでは不十分だ。しかし、折りたたみスマホのエクスペリエンスをSペンによって高めることは、「Galaxy Z Fold」のターゲット層と同製品の存在理由をより明確化する大きな一歩となるだろう。同社はZ Fold5を生産性向上のためのデバイスとして売り込んでいるため、Sペンの収納スロットを設けるのは妥当な動きだと言える。これまでのZ Fold4とZ Fold3はいずれもSペンに対応しているものの、個別に購入する必要がある。

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