東急は、定額制回遊型住み替えサービス「TsugiTsugi(ツギツギ)」を、Peach Aviation(Peach)に提供。「全国で旅するように働く」ワークスタイルの定着に向けた実証実験を、両社共同で開始する。
Peachは、2012年3月に関西空港を拠点として運航を開始し、新千歳、仙台、成田、中部、関西、福岡、那覇の7カ所を拠点空港として、33機の機材で国内31路線、国際17路線を運航している。
同社は12月1日より、対面業務や出社が必要な業務が基本的になく、リモート勤務で成果を発揮できる社員を対象に、「フルリモート勤務制度」を導入。日本国内であれば、自宅もしくは自宅に準じる場所において、出社の必要なく制限なしに就業することが可能となった。
東急のTsugiTsugiは、全国180の施設から、その日の都合や気分に合わせて、毎日好きな場所を選んで宿泊することができる、定額制の回遊型住み替えサービス。
今回、場所にとらわれない多様なワークスタイルを実現する環境づくりを目的に、PeachにTsugiTsugiを導入し、両社で実証実験を開始。Peach社員は、フルリモート勤務制度とTsugiTsugiを活用することで、場所にとらわれない働き方を選択することができる。
実証実験では、2023年1月9日から3月31日までの期間、社内公募したPeach社員にTsugiTsugiを提供し、全国39都道府県180の宿泊施設を巡り、旅するように働くという新たなワークスタイルの有効性の検証や、通常の勤務と比較したリモートワークの生産性、従業員エンゲージメントの比較、検証を行う。
東急は本実証実験によって、今後より一層拡大するフルリモート勤務とTsugiTsugiを組み合わせ、企業就労者であっても「全国の好きな場所で自由に、旅するように働く」という、新たな働き方が可能な社会の実現に貢献するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」