IDCは、PCとタブレットの世界市場に関する調査結果を発表した。2022年も市場の縮小が続き、出荷台数は4億5680万台で、前年比11.9%減と見込む。2023年も引き続き減少し、出荷台数はPCが前年比5.6%減の2億8100万台、タブレットが同6.7%減の1億4800万台と予想している。
出荷台数が急減し、マクロ経済の悪化や過剰在庫、PCやタブレットが行き渡った市場といった悪条件はあるものの、出荷台数はCOVID-19パンデミック以前の水準だ。ただし、積み上がった在庫の影響で平均販売価格が下がっていて、販売業者などは強い価格引き下げ圧力にさらされている。
2024年には、景気回復とWindows 11への移行や、PC買い換えサイクル到来が重なり、PCの出荷台数の増加が期待される。2022年から2026年の5年間で、出荷台数の年平均成長率(CAGR)は、PCが1%強。これに対し、タブレットはマイナス1.7%という。
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